次は段ボールパレット?なぜ段ボールは普及したのか
段ボールの普及
進化する日常
より良い暮らしを目指して、あらゆるものが目まぐるしく変化していきます。
例えば、電子マネー。タッチ決済・バーコード決済など、その容易さから現金を管理する事が少なくなった覚えはないでしょうか。
自動車の駐車も、ミラーよりバックモニターに頼っている人の方が今は多いかもしれません。
同様の変化を得て、段ボールも身近で当たり前のものになりました。
引越しといえば段ボール箱の山をイメージする方は多いでしょう。海外から進出してきた大型の家具店やディスカウントストアに行けば、至る所に段ボールが山積みされていて、どれだけの量の段ボールが利用されているか分かります。
段ボールが普及する前は、恐らく木箱や専用のプラスチック容器が並んでいたでしょう。
なぜ段ボールが普及したのか
普及したという事は、メリットがあったからです。
段ボール化のメリットは、以下の通りです。
・軽い
現行だった木材・プラスチックの梱包箱より軽量です。どんな人の手でも持ち運べる事から、通販などの包装材として広く利用されています。
またエアー便は、重量の大きさで運賃が変わるので、製品を配送する際も軽量である事は有意に働きます。
・廃棄が容易
特別な処理をせず、可燃物として廃棄する事が可能です。リサイクルが浸透しており、至る場所にリサイクルできる素材として回収場所が設けられています。リサイクル業者を通して、再利用資源としてお金に替える事もできます。
・環境に良い
リサイクルする事が可能な環境に良い素材です。
近年、SDGs・カーボンニュートラルといった環境問題が世界的に注目を浴びています。国から企業に対し、指示が出ている他、消費者も環境志向が強い製品を好んで選ぶ方が増えてきています。
次は段ボールパレット
このように、段ボール素材は人々に選ばれ広く普及しています。その中で、未だに木材が中心の市場があります。それがパレット市場です。
日本パレット市場の大半を占めるのは、木製パレットです。次点でプラスチックパレットが続いています。
しかし、世界・日本の物流業界の変化から、今、段ボールパレットが注目され始めています。
パレットの需要
電子商取引業界の成長が、パレットの需要を大きく押し上げると予想されています。
現在も活発ですが、コロナ流行以降、インドなどこれまであまり電子商取引が普及していなかった国でも関心が高まっています。2020年から2027年にかけてパレットの市場は、5.1%のCAGRで成長し、2027年には1105億6570万米ドルになると言われています。少量かつ頻繁に変動のある電子商取引の商品は、管理に多くの資産が必要となります。これにより、パレットに需要が生まれるのです。
一方、ヨーロッパを中心に世界的に環境問題に対する意識が高く、環境に優しい段ボール包材が着目されています。一部の国では、リサイクルが出来ないプラスチックパレットを輸入で使用する事を禁止しています。
段ボールパレットを使用する事によって、環境問題による規制をクリアする事が出来ます。
2024年問題
国内でトラック運転手などの勤務規制が厳しくなる2024年4月まであと残り数か月です。
賃金や運送費に大きく関わってくるのが、製品をトラックに積み込むまでの荷待ち・荷詰め時間。積載量を得るために時間をかけて手積みしていた企業が、時間短縮の為に効率的なパレット化を取り入れるようになってきています。
パレット化の推進として、レンタルパレットが盛んになっていますが、レンタルパレットは回収・返却にトラックが必要となります。2024年問題を背景に、トラックの確保が難しくなる事は創造にたやすいです。段ボールパレットならリターナブルではなく1WAYで利用してもコストは大きくかかりません。
また、カーボンニュートラルの対策としてCO2排出量の削減にも段ボール化は有効です。
パレット需要の増加、環境志向の向上、物流トラック市場の変化によって、段ボールパレットの需要は今後高まっていくと予想されます。
その際は、海外輸送の経験値の高い当社「ナビパレット」を是非ご検討ください。
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