パレット輸送の利点と段ボールパレットの優位性
手積み手下ろしからパレタイズ輸送に置き換えることによるメリット
労力の低減
手積みの場合、トラック荷台高さに目一杯積み付けようとすると、積み付けでかなりの労力が
必要となります。
身体への不可や、万が一積み付け最中に荷物を落としてしまうなどのリスクがあります。
また、身長や体格など作業者が限られます。
⇒パレット積みにすることにより、トラック高さに合わせたパレット単位での段積み分割が
可能となります。
結果として、パレットへの積み付け高さを作業者が安全な一定の高さに保つことができ、
載数量の把握もし易くなります。
時間短縮と荷扱いの向上
・パレット単位で積み付けが出来るため、ひとつひとつを手積みしている場合と比べて、
荷積み時間の大きな短縮が出来ます。
・鉄道貨物からトラックなど輸送方法が変わる場合においても、パレット単位でそのまま
載せ替えが出来るため、必要スペースの把握も容易となります。
・フォークリフト、ハンドリフトを使用する為、コンテナからトラックなどの積み替えに
直接箱に触れることがなくなり、梱包箱の変形が防げます。
・荷下ろし時や輸送中の跳ね上がりなどの衝撃をパレットが吸収し製品へのダメージを
軽減が可能です。
段ボールパレットのメリット
扱いやすさ
・1枚あたり7~8㎏程で軽量であるため、梱包現場や使用時に手で運べます。
・女性や高齢の作業者でも持ち運ぶ事ができ、作業者を選びません。
・狭い場所でも立てかけることもでき、使用後も移動させやすいです。
・木パレットに比べて、木のトゲやささくれでけがをすることはありません。
・古紙として廃棄が可能です。
環境に適した素材
木製パレット・プラスチックパレットから段ボールパレットに切り替える事で輸送時のCO2を削減する事が出来ます。
パレット軽量化による輸送時のCO2削減効果
パレット 種類 |
1枚あたり 重量 |
4tトラック輸送 (10枚使用時) |
配送50㎞輸送時CO2排出量 ※ |
月間排出量 (20日稼働) |
年間排出量 (240日稼働) |
木製・プラ |
30㎏ |
300㎏ |
2.25 kg-CO2 |
45kg-CO2 |
540 kg-CO2 |
段ボール製 |
8㎏ |
80㎏ |
0.6 kg-CO2 |
12 kg-CO2 |
144 kg-CO2 |
削減効果 % |
−22kg |
−220㎏ |
−1.65 kg-CO2 |
−33 kg-CO2 |
−396 kg-CO2 |
段ボールパレットに切り替えると73%ダウン |
※工業組合、国土交通省トンキロ法など資料を参考とし ナビエース(株)独自で計算等記載した数字です。
また、使用後はリサイクル資源として廃棄可能です。