PPWRで包装はどう変わる?企業が取るべき対策と段ボール活用
PPWR(Packaging and Packaging Waste Regulation:包装・包装廃棄物規則)は、EUが2025年2月11日に発効し、2026年8月12日から段階的に適用される新しい規則です。
この目的は、「過剰包装の削減」と「すべての包装をリサイクルしやすくする」ことです。EU域内で統一した環境基準を設けることで、持続可能な循環型経済を実現しようとしています。
2026年8月12日から適用される主要規制
- 食品接触包装のPFAS規制が即適用
→ 閾値を超えるPFASを含む包装はEU市場に出せない - 重金属(Cd・Pb・Hg・Cr(VI)100 mg/kg上限)も適用開始
- 包装は「必要最小限」でなければならない(過剰包装禁止)
※数値基準(空隙率50%など)は2030年から適用 - 包装適合性を証明する技術文書・宣誓が必要
※現時点では公式フォーマットは未確定
材料情報、有害物質非含有証明、最小化設計の根拠などを自社で説明できる文書を準備しておく必要があります。
2030年以降に本格適用される規定
- すべての包装はリサイクル可能な設計(等級C以上)が必須
- 空隙率50%上限(不必要に体積を増加する包装は禁止)
- プラスチック包装は再生材使用が義務化(比率も規定)
段ボール包装が適している理由
PPWRは「過剰包装の削減」と「リサイクル性の確保」を強く求める規則です。その観点から、段ボールは非常に相性の良い素材として注目されています。
理由1: EUで最も使用され、最もリサイクルされている包装資材
EUの包装廃棄物全体のうち、紙・段ボールは40.8%と最大シェアを占めています。
リサイクル率も高く、EUが重視する循環型経済に適合した素材のひとつです。
理由2:プラスチック包装に対する規制が厳しくなる
PPWRではプラスチック包装に対し、
・再生材使用義務(2030〜)
・大規模リサイクル要件(2035〜)
が段階的に導入されます。
その中で、モノマテリアル(単一素材)でリサイクル工程との親和性が高い段ボールは、PPWRの方向性と自然に合致しています。
PPWR対応でナビエースが支援できること
PPWRへの対応は、「素材の変更」だけでなく、包装全体の見直しが必要です。
強化段ボールメーカーであるナビエースは、以下の形で企業のPPWR対策をサポートします。
最小化要件に対応した“最適サイズ設計”
2030年の空隙率規制に向けて、無駄のないサイズ・構造を実現する設計提案を行います。
- 緩衝材削減
- 包装サイズ最適化
- 輸送効率改善
強化段ボールを活用することで、過剰包装を抑えつつ輸送品質も確保します。
リサイクル可能なモノマテリアル段ボール構成をご提案
2030年のリサイクル可能性規定(等級C以上)に適合しやすい段ボール構成をご提供します。
- 木材梱包の代替
- 複合材包装の代替
- 重量物でもオール段ボール化の実績多数
環境負荷の削減と同時に、EU市場に適合した包装を実現できます。
まとめ:PPWRは包装を進化させるチャンス
PPWRは厳しい規制ですが、持続可能な物流に向けて包装改善・環境配慮・物流効率化を一気に進める絶好の機会でもあります。
- EU輸出を継続できる“安心の包装設計”
- 過剰包装削減によるコスト最適化
- 環境に強い企業ブランド価値の向上
- 段ボール化による高い循環性の実現
ナビエースは段ボールという最適素材を通じて、企業のPPWR対応と環境配慮を力強く支援します。
まずは現状の包装をPPWRの観点でチェックすることから、一緒に始めませんか?
これまでの改善事例は提案事例をご覧ください。